大京リフォーム・デザイン(東京都渋谷区)は、リフォーム後の室内の様子をVRゴーグルで体感できる「バーチャルリフォーム」の提供を10月から開始した。首都圏事業部リフォーム一課の前田翔平氏は「リフォームを考えるお客様には具体的なイメージを描いている人もいれば、あいまいなイメージしか持っていない人もいます。イメージの共有をし、商談のスピードアップのツールとして活用できれば」と語る。
リフォーム前の室内写真とリフォーム後のイメージ画像
「脱・伝言ゲーム」で効率化
このシステムの魅力は、実際に自分が住んでいる部屋がリフォーム後の部屋に生まれ変わるような感覚を味わえること。リフォーム予定の部屋に立ち、VRゴーグルを装着して周りを見渡すと、360度リフォーム後の様子が映し出されるようになっている。
VR体感までの流れは次の通り。まず、リフォームを検討するユーザーとの打ち合わせの日に、リコーの「THETA」という360度カメラを使ってリフォーム予定の室内を撮影する。その後、VR製作会社に対し、作成したプランに基づいたCG制作を依頼。床材などの色味を変えたパターンを最大3種類作り上げる。パターンを映し出す機器にはスマートフォンを用い、VRゴーグルにセットするとVRの体験が可能になる。

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