ポラスグループのポラスハウジング協同組合(埼玉県草加市)では、優秀な社員大工を育成する環境を整えている。「技能五輪」で数々の大工が入賞している。
技能五輪全国大会に向けて練習に励む社員
697人の職人育成
同社の人材育成の特徴は、企業内訓練校として「ポラス建築技術訓練校」を持っていること。この学校は1年間の全寮制で、入社と同時に入学する。社員の立場として入学するため、給料をもらいながら学べる環境となっている。
この学校が設立されたのは1987年。将来的に大工や職人、技術者が不足するだろうと予見していた。「自分たちで育てていかなくてはいけないと思いました」と経営企画部経営企画室・広報チーム参事の丸岡淳氏は語る。木造建築科には毎年30~40人、インテリアサービス科には15人ほどが入学する。2016年時点で、697人が卒業。その多くは、社員大工として、または設計、営業、現場監督として活躍している。

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