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中古住宅ビジネスに活路あり
中小工務店の連携組織である一般社団法人JBN(東京都中央区)は、11月15日に10周年記念大会を開催した。当日行われたセミナー「本格化する工務店の既存住宅流通ビジネス」をリポートする。
減らないストックはビジネスのチャンス
基調講演を行ったのは、価値総合研究所(東京都千代田区)の小沢理一郎氏。同氏は、既存住宅の流通市場の現状と工務店の果たす役割について話した。
まず、小沢氏が指摘したのは、既存住宅流通ビジネスを始めるべき理由についてだ。新築は、着工棟数が減少し続け、今まで以上に競争が激化すると予想されている。一方で、既存住宅の場合、世帯数は減少したとしても、ストック数が変わらない、もしくは増加するのでビジネスのチャンスは減らない。これは、1世帯でも複数の不動産を所有するケースがあるから。実際、既存住宅流通が景気にあまり左右されずに手堅く上昇している。
ただし、既存ストックを活用するためには、その管理が重要になってくる。長年放置された物件を改修するのは手間がかかる上に、所有者を追うことができないと活用のアプローチすらできないからだ。この部分に、地域密着型の工務店のアドバンテージがある。普段から行っている住民との交流の中で、空き家の所有者が不明になる前に手を打ちやすいからだ。
地場の不動産業者・建築士との連携
では、一体どのようにして既存住宅流通ビジネスを始めればよいのか。小沢氏は、3つの中小工務店が既に行っている事例を紹介した。
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