福屋工務店建設統括部(大阪府守口市)は、不動産販売と独立した初の店舗となる福岡営業所を12月1日に開設した。
同部署は、不動産販売を行う同社のなかで新築請負とリフォーム工事の専門部門として8年前に発足している。一方、不動産仲介店としては、すでに九州支社のもと福岡市内に3店舗を展開しているが、今回の出店はそれらの営業店と切り離した新築・リフォーム専門の店舗となっている。現状どおり、不動産仲介から派生する新築、リフォームを請け負っていくほか、新規客の取り込みも積極的に行う方針だ。木村邦之経営統括部福岡営業所長は「当面は8割以上が不動産から派生した工事になると思うが、将来的にはフィフティ・フィフティまで割合を高めていきたい」と話している。現在およそ年間200件のリフォーム施工実績があることから、将来的には年間400件の施工を目指す。

福屋工務店の新店舗では新規客も積極的に獲得する
店舗は福岡市城南区別府に位置し、14坪のスペースに商談ブースとキッチン、ユニットバスの展示品を設営している。オープンイベントは特に行わなかったが、開店案内のチラシを近隣地域にポスティングしているところだ。看板には同社のトレードマークの「ふくにゃん」が家の中にいる新しいロゴを採用した。
同社建設統括部によると、2010年度には新築請負140棟、リフォーム工事約4,800件の受注実績があった。今後の展開として、今回のような新築・リフォーム専門店を大阪、東京、名古屋にも近い将来出店する計画。将来的には独立採算制の受注体制を整えたいとしている。

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