光の具合で表情楽しむ
「リフォームの際に、ステンドグラスを窓ガラスや室内ドア、間仕切りとかに使っていただけると全然グレードが違います。爽やかでどんな住宅にでも合うようにしたい」―――そう語るのは、うたたね工房(埼玉県戸田市)の後藤由比子氏だ。33年間、独学でステンドグラスを手掛けている。
店内で販売しているステンドグラス。光の具合で色の表情が変わる
個人宅の花をモチーフとした事例では、デリケートな淡い色で仕上げた。見上げた時と見下ろした時でガラスの色が変わるのが特徴だ。「ミュシャ風にしました。お花でも、ガラス次第で淡くシンプルにできる印象を持った事例です」と後藤氏は話す。また、細いラインがポイント。ぴったりガラスを入れないと隙間が生じるため、非常に正確さが求められる。「ラインが太いとごまかしがきくけど細いとそうもいきません。狂いなくすごく正確に入れます」(後藤氏)

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