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ファンクリー、「イメージと違う」をVRで解決

ファンクリー、「イメージと違う」をVRで解決

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要約すると

・ファンクリーは今年夏にVR技術による新たなマーケティング戦略を展開
・リノベーションした後のイメージを仮想体験できるサービス「fancreeVR」
・クレーム件数の激減や成約率の向上に貢献している


リノベの成約率が倍以上の伸長

 ファンクリー(愛知県名古屋市)は、今年夏にVR(バーチャルリアリティー)技術で、リノベーションした後のイメージを仮想体験できるサービス「fancreeVR」の販売を開始した。リノベーション会社も経営する浅井友章社長は、VR技術で顧客と営業担当者のコミュニケーションを円滑にして、本当に満足できる施工を目指す。

ファンクリー 「fancreeVR」の装着例「fancreeVR」の装着例。まずはデモンストレーションでVR間を体験し、イメージを膨らませてもらう。受注後は詳細なレイアウトまでを図面に描き、改めてVRでチェック。具体的なヒアリングを重ねていく

イメージと現実のギャップを補完する

 「VRを開発した理由は、図面を前に顧客と何度も打ち合わせや確認をしたにも関わらず、工事が進むうちに『イメージと違う』という声をいただくことや、クレームに発展するケースが多かったから」と言う浅井社長。原因は担当者のヒアリング不足や、分かりやすい説明ができていないための認識のズレだが、担当者らの力量をすぐに引き上げるのは難しい。そこで目を付けたのがVR技術だ。設計図や仕様書を元に再現したVR空間を見てもらえれば、顧客が具体的にイメージでき、認識の違いを最小限に抑えることができる。

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