リフォーム業界 平成を振り返る (2)
リフォーム業界とって平成の時代とは―――。業界のニュースを追い続けた本紙から、この31年間を彩ったニュースを紹介する。平成はニッカホームやOKUTAなど、リフォームの有力専業会社が誕生。住宅市場が新築からリフォームに切り替わったのも平成だ。
消費増税の反動減が直撃
平成24年(2012年)には、新たなリフォーム有力店が名乗りを上げた。同年9月25日号に発表した本紙「リフォーム売り上げランキング2012」にて、エディオン(大阪府大阪市)が初めてトップ10にランクインした。同社は以降、7年連続でトップ10入りして確固たる地位を築いている。これに続くヤマダ電機(群馬県高崎市)もリフォーム事業の拡大を進めている。
◎平成23年◎
日本最大の住設メーカー誕生
トステム、INAX、新日軽、サンウエーブ工業、東洋エクステリアの5社合併により日本最大の住設建材メーカーが誕生した。8月には川島織物セルコンも完全子会社化。商号変更によりLIXILグループとなったのは翌年の7月1日。
◎平成23年◎
水まわり専門の先駆け
ナサホームがが開始した「みずらぼ」には業界の注目が集まった。当時25億円だった年商は7年で60億円まで拡大している。
翌年の平成25年(2013年)には、翌年に8%への消費増税を控え、多くのリフォーム会社に駆け込み需要が発生した。しかし、増税後、反動で需要が減少。右肩上がりで成長してきた多くの企業を直撃。特に住友不動産は「新築そっくりさん」が右肩上がりで伸びてきたものの、ここで初めて減収になった。

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