神奈川県に3店舗を展開するハイブリッドホーム(本社・東京都千代田区)は今期、業績が伸び悩む新百合ヶ丘店のてこ入れと、新工法による耐震リフォーム提案に力を入れる。これらの取り組みで売り上げは前期の10%増の7億7000万を目指す。
神奈川・新百合ヶ丘店のてこ入れと耐震リフォーム強化
「町田と横浜の2店舗は順調に運営できていますが、新百合ヶ丘店の売り上げは昨年度1億6000~7000万円でした。これを今期最低2億円まで持っていきたいと考えています」(深野修右社長)
同社が新百合ヶ丘店をオープンしたのは今から約4年前。他の2店と比較するとまだ半分の経営期間で、深野社長はOBの少なさが業績が安定しない要因と考えている。
「町田店はOB客が900件、横浜店は700件です。一方、新百合ヶ丘店は350件なので、それが600件ぐらいになると安定的な受注ができます」
3月からは社長自ら新百合ヶ丘店に通い詰め、網戸1つの交換にも丁寧に対応する従来からの体制を強化。リピーターとなるOB客の増加に努めている。
また、同社では大阪府木材連合会と京都大学が共同研究の上、開発した新工法「壁柱」を利用し、耐震リフォーム提案を強化する。
同工法は角材を連結させたパネルで住まいを補強するもの。間伐材を利用しているのと工期が短いのでコストが安く、1壁10万円程度で設置できる。
「耐震リフォームの問い合わせがこのところ増えています。現在は10件の案件のうち、成約するのは4件ほどですが、この工法で受注を増やしたいと考えています」(深野社長)
新百合ヶ丘店が軌道に乗った後は、「新店舗を出したい」と深野社長。場所は神奈川県内を考えている。

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