新人を「できる」人材に伸ばす戦略とは?
4月に新入社員が加わり、研修真っ只中という会社も少なくないだろう。優秀な人材を育成するために、新入社員に対してどのような研修を行っているのか。関東で有力なリフォーム会社2社に聞いた。
さまざまな人と関わることで自分の足りない部分を知り、視野を広げる
運動公園でフィールドワーク
BXゆとりフォーム(東京都豊島区)では、入社して最初の2週間は社内研修が行われる。この研修では、就業規則や社内システムなどを学び、営業としての実務研修を座学やロールプレイングで行う。武藤由美夫社長は「学生から社会人になったときに一番大事なのは、時間を切り替える教育です。学生時代の不規則さを正し、体を慣らすことが大事」と語る。
また、研修の中には社外の施設を借りて料理をするというユニークなものもある。「新入社員の多くは料理経験がありません。経験がないとキッチンの提案はできないので。チームワークを築くためにもやってもらいます」と総務部の棚沢陽介係長。
3週目には文化シヤッターグループの合同研修が5泊6日で行われる。今年は8社から新入社員31人が集まった。建物の構造や建設業界、住宅設備メーカーについての講義などもあるが、メーンとなるのは2日間かけて行うフィールドワークだ。これは、大きな運動公園でチームで協力して目標物を見つけ出すというもの。地図に目標物が書かれているのだが、1mずれたところにはダミーがあるなど、正確さが必要。

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