新人を「できる」人材に伸ばす戦略とは?
4月に新入社員が加わり、研修真っ只中という会社も少なくないだろう。優秀な人材を育成するために、新入社員に対してどのような研修を行っているのか。関東で有力なリフォーム会社2社に聞いた。
カレッジの様子。本社にある教室で行われる
同期意識芽生え、離職率低下
山商リフォームサービス(東京都足立区)では、毎週月曜日と木曜日に「8044'sカレッジ」を開講している。これは新入社員が入社後に必ず受ける学科研修だ。
カリキュラムはA、B、C、Dに分類される。入社して最初に受講するのがA。この講座では会社概要やマナー、日報の書き方など会社の一員としての基本を教わる。Bではシステムの使い方や経費帳票のつけ方、リフォームローンや助成金などの知識を学ぶ。Cではセールストークや図面の見方・書き方、積算について、Dでは施工管理やクレームの対処方法などを修得。講師はエリアマネージャー以上の社員が務め、テキストは各講師が用意している。商品知識を学ぶ課外研修もあり、これは外部のメーカーが講師を務め、丸2日間にわたる。
学科研修は3カ月で全て受け終わるように日程が組まれており、新入社員は入社から3カ月間は実地研修と並行して受講する。Aは毎月の毎週月曜日9時30分~12時20分、B~Dは3カ月ごとのローテーションで毎週木曜日の9時30分~12時20分に実施。1年を通して開講しているため、必要に応じて再度受講もできる。

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