・滝島商店では、サンキューカードや手紙などを活用し、OBから受注している
・この取組により、月のOB案件が10倍になった営業マンもいるという
・スタッフの似顔絵や手書きを取り入れ、「もらって嬉しい」物を作ることが鍵
~響いて、刺さる、施主向け販促物~
自社の魅力を伝えるためにはどのようなツールを活用すれば良いのだろうか。本特集では、ブランディングやユニークな取り組みを行っている会社を紹介する。
OB訪問時にカードを手渡し
サンキューカードや手紙などを活用し、OBからの受注を獲得しているのが滝島商店(東京都羽村市)だ。
担当営業の手書きのメッセージが目を引く
同社では2年前から営業マンが1日1軒のOB訪問を行っており、訪問時にサンキューカードを手渡している。A4サイズの画用紙を二つ折りしたもので、営業マンの手書きのメッセージや社内行事などの記事を紹介。1カ月に配る部数は約40部だ。
昨年6月に作成したカードは、ポップなタッチの動物たちが表紙を飾り、淡い色彩のあじさいが大きく描かれたデザイン。担当営業の手書きのあいさつ文と、同社がイベントに出展した様子が親しみやすい文体でつづられている。
この取り組みを始めてからOBからの工事依頼が増えたと営業管理部広報部の三宅杏菜氏は話す。「月のOBからの案件依頼が、2、3件から25~30件ほどになった営業マンもいます。カードから会話が生まれることで営業マンが成果を感じ、自信をつけていったこともメリットの1つです」
営業管理部 広報部 三宅杏菜 氏
OB訪問を開始した理由は、リピート受注を得られやすいOBとの関係性を保つため。定期的に訪問することで、施主が会話のついでに小さな工事でも気軽に依頼できる雰囲気をつくっている。

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