オフィス改革
~オフィスに工夫で会話も脳も活性化~
オフィスを変えるとそこで働く人も変わる。今回はオフィスリニューアルと独自制度の導入によって社員同士のコミュニケーションの活性化を促進しているMACオフィス(東京都千代田区)と、ワークスペースにアートを取り入れることで日本のビジネスに活気をもたらそうとしているアンダーデザイン(大阪府東大阪市)のオフィスを紹介する。
【リポート/編集部 長田】
天気に合わせて変化する作品を展示
創業70年の老舗電話通信工事会社のアンダーデザインは、昨年より「ワーク&アートスペース事業」を展開している。ITインフラと空間プロデュース、アートを融合させたワークスペースを構築するというもの。事業のフラッグシップとして位置づけられている同社の名古屋オフィスをリポートする。
気象情報によって常に変化するアート作品「c」
アートで働く人の脳を刺激
エントランスには、昨年刷新した同社のロゴをかたどった照明の下に、受付用の黒電話が置かれている。70年の歴史を持つ老舗電話工事会社である同社のルーツを感じさせる演出だ。
エントランスにはロゴをかたどった照明の下に黒電話が置かれている
廊下の壁に飾られているのは、アーティストの笹岡敬氏の作品「Tims 2019」。蛍光表示管を使った作品で、光だけではなく消えている部分にこそ意味を見出すという体験型のアートだ。
左:廊下に「Times 2019」が飾られている
右:光だけではなく消えている部分にこそ意味を見出すという体験型のアート「Times 2019」
フリーデスクを採用し、すっきりと整ったオフィスの天井には7本の黒い配管をあえて見せている。これはロゴマークの7本のラインをモチーフにしている。

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