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アクティブエナジー、巨大中古住宅専門店が人気

アクティブエナジー、巨大中古住宅専門店が人気

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集客月30組で好調

 奈良県橿原市にある敷地面積435坪のリフォーム店舗に注目が集まっている。これは総合リフォーム店のアクティブエナジー(奈良市・西野光泰社長)が運営する中古住宅とリフォームをセットで提供する専門店「ならスマ」橿原店だ。同社がこの業態で出す店舗は2店舗目。1号店の奈良店は初年度である昨年1年間で2億円を売り上げる盛況ぶりだった。

アクティブエナジー 今年3月にオープンした橿原店の外観今年3月にオープンした橿原店の外観

リフォームの魅力を伝える工夫

 橿原店は中古住宅の不動産仲介店として、親しみやすさをもちつつもしっかりと打ち合わせができる店舗だ。道路より駐車場に入ると、まず目に入るのは巨大な建物の外観と「中古住宅専門店」というオレンジの看板。そして鹿のイメージキャラクター。続いて、店内に入ると数カ所の打ち合わせスペースとキッズスペースが見え、奥の方に進んではじめて壁材の展示や、柱に貼られた物件情報コーナーが見えてくる。

 ここまでは従来の不動産会社にもあるもの。しかし、その側にあるビフォー&アフターコーナーこそがリフォーム会社である同社ならではの展示になっている。このコーナーは実際に完成前後の物件を見ることなく、リフォームの魅力を伝えることができる場所だ。具体的には、ビフォー室は、同社がリフォームをするために解体した実際の家の一部の材料を移したもので、汚れた畳と壁紙があり、カビの匂いがするところもある。一方、アフター室は同社の提案するリフォームパックをベースに作ったもので、明るい空間のLDKになっている。

 「この店舗は打ち合わせの段階でリフォームをするとどんな風に変わるのかをわかってもらえるようにしているんですよ。ターゲットは初めて住宅を買う30代からの夫婦ですから、中古住宅の内見に連れて行くと物件の汚れや古さにがっかりすることがよくありますから」(取締役平川俊雄営業本部長)

 非常に集客が好調で、3月64組、4月26組、5月32組とその後も月30組を確保できている。

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