【マンション大規模修繕売上ランキング2020・注目企業リポート(2)】伊藤忠アーバンコミュニティ、修繕計画は100年で考える時代に
工事周期の延伸にも注力
伊藤忠アーバンコミュニティ(東京都中央区)は、マンションの大規模修繕関連事業で前期48億2000万円を売り上げた。同社は、「CREVIA(クレヴィア)」ブランドでマンションの分譲事業を行っている伊藤忠都市開発(同港区)などをグループ会社に持ち、マンション管理を中心に事業を展開する会社だ。100年マンション研究室で室長を務める三原幹雄氏に、大規模修繕に関する取り組みについて聞いた。
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《目次》
1) ターゲット層、受注の基本的な流れ
2) 【有料会員限定公開】「100年マンション研究会」とは?
3) 【有料会員限定公開】積極的な啓発活動も
4) 【有料会員限定公開】工事周期を長期化させる、取り組み推進
「100年マンション」の広報紙も発行
1) ターゲット層、受注の基本的な流れ
同社の大規模修繕工事のターゲットは自社の管理物件が中心だ。管理しているマンションの数は、約1300組合、11万戸。受注の基本的な流れは、(1)大規模修繕工事が計画されている時期の2年ほど前に建物診断を提案、(2)診断結果とニーズのヒアリングをもとに、具体的な修繕計画を立案し、管理組合に提案する、という流れ。管理物件の9割以上で、設計監理+施工もしくは設計監理にもを受注している。
2) 「100年マンション研究会」とは?
そんな同社が力を入れているのが「100年マンション研究会」という取り組みだ。これは、マンションの価値を再生・向上させていくことで、100年先まで住む人の思いを残す資産継承を実現することを目指すというもの。現在、100棟を超えるマンションの管理組合が加入している。
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