特集:社名変更でブランドを一新
長年地域に親しまれてきた社名や屋号を変更するリフォーム会社が増えている。近年、リフォーム会社の中にはさまざまな新規事業を立ち上げる企業も現れており、単なるリフォーム店ではなくなってきている。サービスにマッチする社名や屋号に変更することで経営力の向上を試みる企業の事例を紹介する。
【リポート/編集部デスク 永塚昌仁】
CASE 1 SAKURA(大阪府高槻市)
旧・さくらペイント
社名変更で会社を「一枚岩に」
1事業1屋号に
大阪府高槻市の外装リフォーム会社さくらペイントは、昨年12月10日に社名をSAKURAに変更した。同社の年商は12億8000万円。主事業は外装工事だが、最近は内装のリフォーム、新築、不動産を立ち上げ多角化経営を図っていた。内装リフォームや新築事業は「さくら夢設計」という別会社で行い、先の年商に含まれている。
2月1日にオープンした新社屋。3ブランドの連携を強める
しかし、事業の多角化による分社化を図った結果起こったことは、スタッフが自分の事業だけに関心を持ち、グループ全体として成長しようという意識にかけてしまったことだ。
「内装リフォームを展開するにあたり、社名に『ペイント』がない別法人にした方がうまくいくと思ったのですが、かえってお互い別々の会社という意識が強まってしまい、課題になっていました」(本田卓也社長)

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