合同説明会中止で計画白紙に
中国・武漢発の新型肺炎の余波で、リフォーム会社の新卒採用活動にも影響が出始めている。3月は例年、来年春に卒業する現大学3年生の就活解禁月。全国で相次ぐ大規模な合同説明会の中止、延期により、新卒採用の活動の方向転換を余儀なくされている。
東京都小平市、町田市に2拠点を構え、塗装リフォームを中心に5億円を売り上げるシンライズ。同社は3月1日に東京ビッグサイトで実施される合同企業説明会に参加するはずだったが、イベントが中止となった。これは、就職情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリア(同千代田区)主催のイベント。リクルートは2月22日から3月31日まで、同社主催の合同説明会を中止するとしており、リフォーム業界にも影響が出ている。
「リクナビの担当者からは、昨年のイベントの何倍も集客できると伺っていました。現状、リクナビからどういった提案をしてもらえるかわからない状態です」(岡村海希氏)
同社は昨年から新卒採用を開始。初年度で5人が内定するなど、順調なスタートを切っていた。今年も3~5人の採用を目標に、3月1日の合同企業説明会には社員総出で参加する予定だった。

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