消費者からの印象をより良いものにしようと企業のブランディングを一新しようとする動きが増えつつある。仕事着を変えたり、企業のロゴを一新したり、手法はさまざまだ。
アパレルとコラボ
大手リフォーム会社のOKUTA(埼玉県さいたま市)の社員は昨年からデニムジャケットを着用にするようにした。「フリークスストア」という名称で、東京・原宿などに店舗を構えるアパレル企業、デイトナ・インターナショナルと共同開発したユニフォーム。1着2万5000円ほどの金額がするジャケットだがこれを思い切って営業マンと施工管理職の約200人に無料で配布した。
デニムジャケットをオリジナルで開発したOKUTA。着用する森田社長
なぜわざわざアパレルブランドと組んでまで仕事着を作ったのか。森隆之社長は「社員が喜んでくれることが1つですが、もう1つの考えは、お客さんのOKUTAに対ブランドイメージを高めたかったからです」と語る。
同社では創造性を重視したデザイン力の高いリフォームを軸にしていることもあり、ジャケットにシャツという大まかなルールはあったものの、基本的にはそれぞれの感性に任せた自由な服装を認めていた。だが、「当然、趣味のいい人もそうでない人もいます。また、毎日何を着るのか悩む人もいる。お客様にどんな印象を持たれるかは、担当の服装によっても左右されると思い、1着は共通のジャケットがあってもいいのではと考えました」(森田社長)

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