全国で緊急事態宣言が解除されたものの、第二波、第三波のリスクが指摘される今、新型コロナウイルス感染症拡大予防を意識した集客を行おう。中でも感染リスクがゼロであるオンラインの活用は有効だ。対面で接客する場合は、しっかり対策を講じる必要がある。
新型コロナウイルス感染症の基本的な対策
マスクの着用や手指の消毒、3密の回避など基本的な対策を徹底し、習慣づけよう。こうした対策が顧客の安心感や信頼にもつながる。
集客イベントの開催は非常に難しく
新型コロナウイルスはステンレスやプラスチックの表面では数日間生存するという報告があるように、物の表面に付着したウイルスが一定期間生存しているリスクがある。そのため、直接手で触れることができる展示物などの展示は避けるべきだ。また、2メートルのソーシャルディスタンスの確保を考慮すると、イベント会場に入場できる人数は非常に限られてくる。これらを踏まえると、集客イベントの開催は事実上難しいだろう。
イベントで感染の疑いがある人が発生した場合
感染の疑いがある人が発生した場合は、迅速かつ慎重に対策しよう。速やかに別室へ隔離し、対応者はマスクや手袋の着用など適切な防護対策を講じた上で対応するなどの行動が求められる。
●速やかに別室へ隔離を行う
●対応する職員等は、マスクや手袋の着用等適切な防護対策を講じた上で対応する。
●感染者が発生した部屋の換気を行う
●イベント・講座等主催者は保健所へ連絡し、消毒や濃厚接触者調査の指示を受ける。
●感染者と接触した職員等及び来館者の氏名・緊急連絡先を把握し、名簿を作成。
●室内で近距離での会話、多数の者が集まり室内において大きな声を出すことや歌うこと、呼気が激しくなるような運動を行うことを避けるよう強く促す。
●症状が重篤な場合は保健所とも相談し、医療機関へ搬送する。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
WEB限定記事(2025/06/23更新)
-
1653号(2025/06/16発行)4面
-
1653号(2025/06/16発行)4面
-
1653号(2025/06/16発行)1面
-
1653号(2025/06/16発行)10面