トーシンリフォーム(神奈川県相模原市)は、見積もり時に詳細な「診断報告書」を渡すことで受注率を伸ばしている。同社は社長一人の営業で1億3000万円を売り上げ、現在は来年の2月まで予約が埋まっている状況だ。月間見積件数は約10件~12件で成約率7割~8割。平均単価は一戸建て塗り替えが約100~120万円。
診断報告書の「外壁コーキング」の項目ページ
例えば、一戸建ての外壁塗装工事をした際の診断書では、約50箇所をチェックする。施主宅での調査時間は平均1時間半だ。調査をしながらチェック箇所を100枚程撮影し、診断書では約30~50枚程採用する。雨漏りの確認では、常備している赤外線カメラで外壁を撮影。雨漏りで壁が腐っている部分には、上下10センチ感覚で水分計を当て、内部で雨水がどういった動きをしているか探る。外壁亀裂の報告では、ひび割れの横にクラックスケールを置いて撮影し、幅が何ミリかが分かりやすくする。
診断報告書のチェック項目の例
同社では、現調で雨漏り防止や施工不良箇所のチェックを徹底し、約10~20ページほどの診断報告書として顧客へ渡す。現調でチェックした箇所の写真をコメント付きで説明している内容だ。

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