「勾配取れない」をポンプで解決
「都内の古いマンションはLDKが部屋の真ん中にあるケースが結構あります。水まわりが動かせないと思っていてお客様にそう説明してしまっている不動産屋さんも多いですね」。このように語るのは秀栄建設の(埼玉県さいたま市)の秋山元斗氏。
SFAの排水圧送ポンプの採用でキッチンを窓側に移動した
同社が行ったマンション事例は、キッチンを窓側に移動した改修工事。キッチンを動かせたことで施主の購入につながった。
場所は埼玉高速鉄道の川口元郷駅から徒歩5分。1982年に建てられた59平米築39年のマンションだ。元々、窓側に面して2つの部屋が配置されており、その内側にリビングがある間取りだった。「リビングに窓がないので暗い、窓に面するようにしてほしい」という要望を叶えるためにはキッチンの移動が必要。
ただ、当然キッチンを移動するには排水管の勾配が必要になる。高くない天井高の部屋の床を上げることが現実的ではない中で、とった手法がSFAの排水圧送ポンプの採用だ。同ポンプを利用すると勾配が取れない場所でもポンプの力で排水を運ぶことができることになる。
「ポンプを使うと床を上げる費用の約3分の1の費用で収まったと思います」と秋山氏。水まわりの移動が受注につながった。

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