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素人をリフォーム多能工へと育て、粗利率もアップ

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リフォーム職人不足対策で増える「サラリーマン大工」、外国人実習生も

イナセ
スーパーの店員も職人に トイレ工事、「1カ月で習得」

年間1700件の工事を手掛けるイナセが抱えていた課題

「対策(1) 雇用する」の続き)
ガス会社のイナセ(埼玉県北足立郡・年商2億7000万円)は、2018年にリフォーム業に本格的に乗り出したが、職人の伝手がないことに頭を悩ませていた。職人がいても、年配の技術者が多いため、価格交渉やスケジュール管理を行うのにハードルがあった。「一人親方は他社の仕事で忙しいこともあり、トラブルがあっても、駆けつけてもらえないことがありました」。川田賢興社長は職人を雇用することに決めた。

多様な人材を確保するために、年齢、職歴を問わずに幅広く募集をかけた。年間200万円をマイナビなどの転職サイトに投資。年6回の掲載で、累計100人ほどの応募があった。

現在12人の社員のうち、8人が水まわり機器の取り付け職人だ。入社時はほぼ素人。前職はスーパーの店員、工場の内職者、冷蔵庫の設備業者だった、という職人もいる。

まずは、水まわりを教育しようと商材を絞っている。年1700件ほどの工事があるが、うち、トイレと給湯器が4割を占める。

「当初は、サラリーマン感覚で応募される方も多い。ですが、毎日同じようにトイレを取り付けるので、1カ月もすれば覚えられます」(川田社長)

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