新築事業で4億円を売り上げる増子建築工業(福島県郡山市)は、リフォーム事業を拡大させている。2017年からリフォーム&リノベーションブランド「りりこ」を本格化。前々期は1億8000万円、2021年2月期には2億8000万円を売り上げ、年々業績を伸ばす。
【リポート/編集部 後藤梓】
「まどいの杜」内部
500万円改修伸び、リフォーム売上56%増
リノベーションが増えた理由は、「まどいの杜」という拠点に新築、リフォーム・リノベ、不動産仲介などそれぞれの専門家を集めたからだ。消費者のあらゆるニーズに対応できるように。500万~1000万円の工事は、前々期の3件から前期は5件、1000万円以上の工事は、前々期の7件から前期10件に増加した。
もともと同社では、新築とリノベーションを2拠点で営業していた。だが築年数の古い自宅をリノベするか新築に建て替えるか迷うシニアや、実家をリノベして住むか注文住宅を建てるか、また中古を買ってリノベするかで悩む若者がいて、平行検討するユーザーに上手く対応ができなかった。不動産仲介も展開していなかった。
引き継いだ実家をリノベーション
そこで「まどいの杜」という拠点に人材を集約。LIXIL不動産ショップERAにも加盟した。お客さんの9割以上は、予約してから来場する。予約時点のお客さんの希望を聞きつつ、最初は全てのサービス紹介を詳しく行う。

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