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コムテックス、現場管理アプリ「Kizuku」に新機能

コムテックス、現場管理アプリ「Kizuku」に新機能

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画像を工程ごとに自動振り分け

コムテックス(富山県高岡市)はこのほど、利用社数5万社超えの現場管理アプリ「Kizuku( キズク)」に、AI画像判定機能を追加した。画像をチャットツールなどにアップするだけで、工程ごとの自動振り分けを実現した。

コムテックス 簡単作業で写真を振り分け簡単作業で写真を振り分け

振り分ける工程数は約40個まで登録でき、「脱型」を「枠バラシ」にするなど、自社の表現に合わせてテキストも変更できる。解析の一定基準に満たない画像は振り分けられないこともあるが、その際は手動による作業を行うことで、AIの学習機能により解析精度がどんどん上がっていく。

現在対応しているのは在来軸組工法の新築現場のみだが、その他の工法やリフォーム現場に対応したバージョン開発も検討中だ。

今回の新機能は「Kizuku」を通して蓄積したビックデータの活用を模索する中で、「効率化と品質」を課題とするユーザーが多かったことから開発を進めた。多棟管理する現場監督にとっては、画像振り分けの手間が大幅に軽減される。さらに今後は、このAI画像判定機能を活用して、施工状況の適合率を自動判定する機能も開発予定。設定した適合率に達しない画像は自動でチェックされるため、タイムリーに品質管理をアシストできる。

「もちろん、100%の判定とはいきませんが、プロが品質チェックをすべき画像の数は間違いなく減らせます。実際に、大手企業にご協力いただいた実証テストでも『これならいける』と高評価をいただいています」(後藤敏郎社長)

今後は「効率化と品質」をテーマに、約1年をかけて機能を絞った実証実験を行い、本格的な多角展開を目指していくという同社。写真の改ざん検知や使いまわし判定機能等、各種画像判定機能も追加予定だ。AI画像判定機能は、すべて有料オプションとなる見込み。

この記事の関連キーワード : AI コムテックス 現場管理 総合リフォーム

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