「ヒアリング段階から職人さんに付き添ってもらうことでお客様の不安を解消します」。こう話すのは大松建設(兵庫県宍粟市・年商2億円)の松本守平社長。同社は平均単価1500万円のリノベーションを年5件ほど受注している工務店で、今期は4カ月間で同じ数を受注するなど好調だ。
ポイント どんな職人が来るのか知らせよう
ヒアリング段階から職人が参加
事前コミュニケーションで不安解消
自社職人が木材を加工する現場を見せることで信頼確保につなげる
「お客様はどんな職人が工事をするのか不安がると考え、ヒアリング時、現調時にはプランナーに付き添う。職人の人柄、知識、技術力をアピールする機会にもなっています」と松本社長。施主が来社した場合は加工場も見せる。
現調時は当時の建築の流行などを踏まえて提案も行う。注意点は当時の大工の建築スタイルを否定するような発言を控えること。「長年、お施主様が暮らしていた建物を新たに甦らせるというスタンスを心がけています。お施主様が前向きな気持ちになれますので」(松本社長)

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