未来の家づくりを実証
アンドパッド(東京都千代田区)では7月27日、ANDPAD HOUSE1棟目となる実証実験住宅の地鎮祭を、アバターロボットを活用しオンラインで行った。場所は神奈川県足柄下郡湯河原町だ。オンライン会議システムなどを活用したリモートによる地鎮祭は他でも例があるが、アバターロボットを活用した地鎮祭は全国的にもまだほとんど例が見られない。
アバターロボットはリモコンで操作し、動くことができたり会話もできる
ANDPAD HOUSEは研究開発組織ANDPAD ZEROのプロジェクトの一環で今年からスタートしたもの。慶應義塾大学SFC研究所の小林博人研究室と共同研究で同社が施主の立場になり、実際に住宅を建築する過程を通じて開発中のANDPADプロダクトの実証研究を行っていくものだ。まさに数年先に実現する「未来の家づくり」を先行して行っている。施主役の2人と構造計算を行う設計者がロボットを活用して遠隔地からオンラインで参加。その他、神主と同プロジェクトの統括責任者を務める同社執行役員の今井亮介氏と施工会社社員らがリアルで参加した。
着工は8月、竣工は12月を予定している。式を執り行った鈴鹿明神社神職は「コロナ禍でなくても本日ような夏の暑い日は高齢の施主や小さなお子さんにとって屋外での地鎮祭は身体への負担が大きい場合がある。もっと積極的にこのようなオンラインでの催しが行われてもいいと思う」と話した。
地鎮祭で活用したロボット

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