リフォーム工事が始まれば必ず行う近隣住民への挨拶。この機会を単なる挨拶にせず、次なるリフォームの受注につなげようと奮闘する会社が少なくない。訪問のためにきちんと身の回りをきれいにしたり、売り込まずも会社案内はしっかり行うなど、工夫次第で売り上げに繋がる。
パンフレット手渡し、専用制服着用も
近隣挨拶専用の制服を着用
「弊社では工事日数や内容に関わらずどんな工事でも必ず近隣挨拶を行い、車がとまることや騒音に配慮している姿勢を打ち出しています。訪問した約20%の方からリフォーム依頼をいただいています」と話すのは関東リフォーム(東京都東久留米市)の星野力社長だ。
挨拶では、工事内容や日程についてのみ話す。直接リフォームの営業は一切せず、押し売りをされる不安を与えない。またコロナ感染防止として、より工事情報だけ簡潔に伝えるようにし、対面する時間を短縮。ほかにも営業と施工管理を兼務しているスタッフ1人のみでの訪問を徹底している。
コミュニケーションの時間は少ないながら、10件回ると2件ほどから「うちもリフォームを考えたい」と声がかかる。受注に繋げるよう、4つの工夫がある。1つ目は近所挨拶専用の制服を着ること。目立つ黄色で大きく社名が入り「お客様第一主義&まごころ施工」と書かれた半袖のポロシャツを着て挨拶し、短い時間でも覚えられるよう工夫する。また汚れやヨレがない状態で着用し、清潔感も感じてもらう。

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