「お客様の声」を収集しているリフォーム会社は多いが、経営に有効活用できているだろうか。今回の特集はお客様の声を業務改善に生かしている会社や、多くの声を集めるために工夫している会社をリポートする。
ヒアリングした情報はベスト10にして共有
改善すべき10テーマを洗い出す
リフォームで約7億円を売り上げるさくら(大阪府交野市)は顧客の声を業務改善に役立て、OB顧客をきっかけとしたリフォーム件数を3倍に増やした。
同社の特徴はリフォーム工事後にアフターフォロー専任者がいること。一般的には、はがきを渡し、リフォームの感想を返信してもらうような会社が多いが、同社では担当者が直接訪問して本音を聞き出している。約1~2時間かけ不満だったことについて聞く。なかなか思い出せない方には「電話対応がちょっと遅かったとか、1つでもありませんか」といったように業務改善に繋がりそうな情報を聞き出す。
実施件数は年間約120件。ヒアリングした情報はクラウドで管理し、半年ごとにどんな意見が多かったのかベスト10を決定。これらを営業マン皆で共有して、改善に生かすのだ。

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