今年2億円の売り上げ計画
千葉県内に2つの拠点を持つリフォーム会社、山一ホーム(千葉県柏市)は中古マンションの買取再販事業をスタートする。新事業を始めるにあたり、専任の担当者を採用。今年中に同事業で売り上げ2億円を目指す。
「柏市内の築20年から30年のマンションを買い取り、私どもの特徴となる自然素材を利用したリフォームをした上で販売します。まず6月の決算までに売り上げ1億円が目標です」(知久輝昭社長)
1戸あたりの販売価格として900万円前後がボリュームゾーンと考えており、物件の仕入れ価格は400万〜500万円を想定している。予想利益率は販売価格の約30%。
山一ホームではこの1年で施工コストを下げる「ローコスト研修」を行っており、その成果と販売をすべて自社で行うことから3割の利益獲得が可能との考えだ。
「今、2ヵ月に1回のペースで社員と協力業者が集まり、コストダウンの研修を行っています。まとめて工事をお願いするなどの工夫で、この1年で2割ほど施工費を下げることができました」(知久社長)
一方、主業務となるリフォーム事業は今期、前年度比で151%増となる5億5000万円を計画。売り上げ拡大に加え、従来25〜28%の間であった粗利が現在30%を超える好調を見せる。売り上げの大幅な増加はOB客から積極的に紹介をもらう仕組みを取り入れたことが最も大きな要因であり、以前売り上げの2割ほどであったOB客からの紹介・リピート率がこの1年で倍の4割ほどに増えた。
今後は2013年夏をめどに本店の移設と新店舗の開設を計画しており、新店は新築とリフォームを取り扱う店舗となる見込みだ。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1655号(2025/07/07発行)9面
-
WEB限定記事(2025/07/03更新)
-
1654号(2025/06/23発行)25面
-
1654号(2025/06/23発行)31面
-
1654号(2025/06/23発行)21面