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"不満足"防止の仕組み導入ワコーズホーム

"不満足"防止の仕組み導入 ワコーズホーム

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2万8000件のOB満足度向上へ

 屋根工事を得意とするワコーズホーム(千葉県千葉市)は顧客の不満足を防止する新しい仕組みを導入した。顧客満足度を向上することで、今期売り上げとして前年度の19億4000万円と同等の数字を計上しつつ、将来的な成長の基盤を作る考えだ。

 ワコーズホームでは前年度、リフォームポータルサイト「ホームプロ」での受注拡大と、東日本大震災の復興需要から続く需要増により前年度比140%という大幅な増収となった。しかし、仕事量の増加によるキャパオーバーで対応体制に無理が生じてきたことからアフターフォロー等が難しくなり、顧客アンケートでの不満足が増えた。そこで、今期は足固めの年度と位置づけ、お客さんの満足度を高める活動に取り組んでいる。

 「昨年12月から不満足案件が発生した際、2週間以内に、(1)事実関係、(2)対応の仕方、(3)今後クレームを出さないためにどうするか--の報告を義務付けています。また、不満足案件の専任担当者がその顧客のフォローをする形にしました」(中村等常務取締役)

 この報告書の導入以降は、クレーム数が大きく改善。役員が出向くような問題は発生していない。また、今後アンケートで満足度の回答が最も多い上位3名の表彰も行う制度を導入したことで、各社員がより個別の対応に気をつけることを促す。

同社のOB顧客数は約2万8000件あり、売り上げの約半分をこのOB客から獲得している。

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