サッカー日本代表で活躍したハーフナー・マイク選手が、岐阜県関市を本拠地とする小さなアマチュアクラブに加入したニュースは、サッカー界のみならず大きな話題になった。同選手の年俸を全額負担することになったのが、同じ地域の工務店である伸和建設(岐阜県関市・年商15億円)だ。少なくない投資を決断した理由は何か。リフォーム事業の拡大を視野に入れた戦略があった。
【リポート/編集部 芦原拓】
胸部に伸和建設の社名(SHINWA)が入った練習着を着用するハーフナー・マイク選手
販促費の3割を投資
サッカー日本代表として18試合に出場、オランダなど海外のトップリーグでも活躍したハーフナー選手が今年1月、東海社会人リーグ2部のFC.Bombonera(ボンボネーラ)に加入した。同選手の年俸をほぼ全額、負担することになったのは、地域の工務店である伸和建設だ。代わりに同社はクラブのユニフォームや練習着に社名を掲げ、同選手がCMやイベントなどに出演する契約を結んだ。
4年後のJリーグ昇格を目指して戦力を確保したいチームと、スポンサーになることで知名度獲得を目指す同社の意向が合致した格好だが、獲得資金は安くなかった。「契約料は非公開ですが、年間販促費の3分の1ほどを負担ですので、正直、迷いました」と、森有生社長は打ち明ける。それでも投資に踏み切った背景には、実は同社のリフォーム事業と深い関係があった。
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