「人材の成長に繋がる評価制度ができた」。こう話すのは長野県で年間200棟以上の新築を手掛けるアルプスピアホーム(松本市)だ。同社では、社員のスキルが上がれば給与も上がるという評価制度に変更し、運用し始めている。なお、同社は主力が新築のため、リフォーム会社に完全に当てはまるわけではないが、評価の仕組みや評価制度を変えた理由は大いに参考になるはずだ。【リポート/編集長 金子裕介】
人材の成長に繋がる 200項目の評価制度
給与テーブルも公開し公正さ追求
基本スキル、専門能力、目標達成率などで判断
基本スキルは0〜4点で評価
評価制度の核は、社員のクラス(8が最も高く1が最も低い)と、ランク(Sが最も良く、A、B、C、Dという順に下がる)を判定することだ。
クラスは基本スキル、専門スキル、マネジメントスキルの3つを評価することで決まる。例えば、基本スキルはマナーや経営理念を理解しているかなど、37項目でチェック。評価の中には、相手に対して感謝の気持ちを持ち、積極的に伝えるだけでなく、他人が喜ぶ行動を積極的にしているか、といった項目もある。チームで働く社会人に必須の項目といえる。これらの項目を一つ一つ、0(あと一歩)〜4(感動を与えられるレジェンド)で評価して算出する。

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