世界最大級の家づくりとインテリアデザインのプラットフォームを提供する Houzz Japan(東京都港区)は、マーケティングと業務効率化の統合型ソフトウェア「Houzz Pro(ハウズ・プロ)」内のツール「3Dフロアプランナー」と「ムードボード」を3月29日に公開した。
Houzz Proの機能に一部に付与
両ツールは建築士などが新築やリフォーム設計の際、迅速かつ簡単に物件の3Dイメージを顧客と共有できるほか、同モバイルアプリでは部屋の寸法を AR (拡張現実) 技術で測定、瞬時に間取り図を作成できる機能も追加した。
3Dフロアプランナーでは、三次元の正確なインテリアモデルを作成し、窓やドア、家具、床仕上げなどの素材をパターンから選択できる。平面図の完成後、オンライン上で顧客と3Dビューでのリアルなイメージの共有やPDF保存、印刷が可能。素人でも20分程度で1物件作成できる操作性が特徴だ。
ムードボードでは、商品や色、イメージのもとになる写真を通して、建物デザインの方向性を示すことができる。また、3Dフロアプランナーで作成した間取り図をムードボードに追加すると自動で更新され、専用アプリで作成された間取り図は3Dフロアプランナーで編集できる。
同社の加藤愛子代表は、Houzz Pro開発のきっかけを次のように話す。「施主と専門家のトラブルを極力回避してコミュニケーションを円滑にしたいとの思いから。新築に限らず小さなもの、たとえばキッチンだけのリフォームだとしても、施主はどういうイメージになるかを見たい。一方で、建築士や工務店がパースを作成するのが負担になっているという実情もある。このツールはスマーフォンからも簡単に操作でき、操作方法さえつかむことができれば、わかりやすい三次元イメージを短時間で作成することが可能。まずは利用してみてもらいたい」
両ツールはHouzz Pro全プランに付帯しており、料金は月7000円からとなる。
加藤愛子 社長

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