パーソルイノベーション、「コミックラーニング」の製作販売サービス

パーソルイノベーション（東京都港区）は、昨年8月からマンガで学習する企業研修向け教材「コミックラーニング」のコンテンツ制作販売サービスを開始。今年3月末までの8カ月間でコンテンツ受講者数は1万人を突破した。

コミックの研修サービス好調
8カ月で受講者数1万人突破

マンガで学習する企業研修向け教材

コミックラーニングは、コミック教材がもつ学習や感情移入のしやすさ、eラーニングのもつ事前・事後テストによる理解度計測や参加者把握など、それぞれの利点を掛け合わせたサービス。サービス導入企業からは「コミックにすることで従業員の研修参加率が大幅にアップした」との声が多く寄せられ、外部機関による実証実験でも学習理解度や教材への満足度、業務貢献度などすべての項目で動画の場合を上回った。

プランは「パワーハラスメント」や「個人情報保護」などの既存制作物が一定期間読み放題になる月額制の「サブスクリプション」と、各企業からのリクエストを受けて独自に制作する「受託制作」の2種類を用意。サブスクリプションの月額利用料は1コンテンツ380円×月間最大利用者数で、社員20人が3コンテンツを視聴する6カ月コースの場合、月額利用料は2万2800円。ほかに導入費用として18万円が必要。受託制作の場合は制作料1ページあたり7万円と企画料1教材18万円。納期は16ページまでのショートプランの場合2カ月程度となる。

コミックラーニング事業責任者の仙波敦子氏は「一部職種に必要な専門知識ではなく、パワハラやセクハラ、LGBTQなど、従業員全員にきちんと知ってもらいたい事柄へのニーズが圧倒的に多い。今後は建設業界でニーズの高い安全管理など、業界特化型のオリジナル教材制作を積極的に行っていきたい」と話す。

仙波敦子氏