WEBサイト新設で物件紹介も検討
断熱リフォームを得意とする棟晶(北海道札幌市)は今年、不動産業の免許を取得し、中古住宅の仲介とリフォームを合わせた提案を開始する。
同社ではお客さんの約半分が中古住宅の購入希望者であり、条件に合う物件を探して欲しいというニーズが高かった。従来は不動産事業を行わず単に物件の紹介という形をとっていたが、今後は仲介からリフォームまで1社で完結できる体制を整える。
「優良な中古住宅をリフォーム費用付きで紹介するサイトの開設も検討しています」(早坂晶秀社長)
サイトで掲載する各中古住宅にはスタンダードプラン、ハイレベルプラン、パッシブプランなどリフォーム後の住宅性能レベルごとにリフォーム費用を表示する考え。各プランにはリフォーム後に冬季の暖房費がどのくらい減少するかを灯油使用量で掲載する構想だ。
本格的に新築住宅事業も開始した同社の前期売り上げは3億7,000万円。今期はバブル期のアパート一棟まるごとのゼロエネルギー化リフォームも検討しており、5億円の売上高を計画している。
「今後の賃貸住宅は性能表示が義務化すると思いますので、ゼロエネルギー化リフォームのモデルを1棟つくりたいです。費用がかかりますが、たぶんそこには国の補助金が利用できると思いますので、今なら収益性が合うものが作れると考えています」(早坂社長)

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