リフォーム業界実態調査
見積もり編
リフォーム売上高3億5000万円のan cube(大阪府和泉市)は、最初に提出する見積書は、できるだけ合計金額を抑えたものになるよう作成している。
工程ごとに細かく、商材や作業ごとに料金を記載
「例えば500万円までと考えている方に、使用したい建材を全て入れ要望を叶えた見積書を出しても、800万円や1000万円だったら『高すぎる』とそこで話が終わってしまいます。最初の見積書の表記や提案方法を工夫し金額を高めていきます」と榎崇宏社長は話す。
具体的には2つの策に注力している。1つ目は見積書をできるだけ細かく項目を設けること。「解体工事」「設備工事」など工程ごとに設けた項目の中に、さらに細かい欄を作る。例えばシステムキッチンの設備工事の場合、「搬入費」や「システムキッチン標準工事(配管、組立、繋ぎ込み)」だけではなく「水栓カラン」「設備機器」など設備やパーツごとに数量や単価を記載する。どの工程や商品にいくらかかるかわかり会社の信頼度向上に。

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