顧客への提案・対応も前向きに
創業50年以上で、1万件以上のリフォームを手掛けた実績を持つ井戸垣産業(鳥取県倉吉市)が、「クレド」という独自の行動信条を実践することで社員の意識を高め、前向きな行動を起こさせるのに成功している。
「クレド」とは、ラテン語で「志」「信条」「約束」を意味する。同社の「クレド」の内容は、より良い空間づくりによる顧客の夢実現、問題の素早い解決による、より良い生活空間の構築、「うれしい」と言われるような会社を目指すことだ。商品やサービス、経営理念が立派なだけでなく、社員の行動や考え方が企業風土そのものだと考えたことから導入された。
「クレド」実践に向けた研修を経るうちに社員は、使命や事業価値、ビジョンなどについて深く考えられるようになってくるという。
結果、顧客から言われたことのみを聞くのではなく、希望と予算を考慮しながら、より良い提案ができるようになり、電話でも相手のことを考えて対応できるようになっているとのことだ。同社では「クレド」の小冊子も作成しており、より良い企業風土づくりに力を入れている。

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