サンリフォーム、リノベ単価1000万円超え 中古+リフォームも推進【マンションリフォーム売上ランキング2023・有力企業リポ】
関西を中心にマンションリフォーム専門で展開するサンリフォーム(大阪府大阪市)は、29億円で18位に入った。同社の強みは、マンション専門店として小規模から大規模まで提案、対応すること。近年、リノベーションの平均単価は1000万円を超え、前期完工高はその前の期から17%伸びた。さらに、中古物件仲介と水回りのワンストップ提案を強化し、中規模以上の案件を安定的に受注している。
サンリフォーム(18位 29億円)
リノベブランド、前期比117%
専門化で満足度向上
同社のマンションリフォーム事業は、大きく3ブランドにわかれている。それは、「きがえる水工房」「サンリフォーム」「ハコリノベ」。きがえる水工房は平均単価80万〜90万円の住設機器交換中心のリフォーム、サンリフォームは同250万円超の水回りリフォーム、ハコリノベは同1000万円超のフルリノベーションブランドだ。売上高29億円の内訳は、6割がサンリフォーム、3割がハコリノベ、1割がきがえる水工房となっている。
「どれかが大幅に伸びたということはないですが、強いて言うならハコリノベが好調でした。特に5年前に出店した関東・横浜で、ブランドが定着した。前期の完工金額は前々期の117%でした。ハコリノベ全体の平均単価も、ここ数年で800万円から1000万円超に上がっています」(大西健夫常務取締役)
施工費が1000万円を超えたハコリノベの事例では、足場板を玄関床に採用したものがある。内装面は黒をメインに、黒のタイル、天井クロスを用いて、アイアンとエキスパンドメタルのオリジナル扉を作った。洗面台はモールテックスを活用し、意匠性を高めた。
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