リフォベル(大阪府大阪市)はリフォーム会社一括見積もりサイト「リフォベル」の本格展開を開始した。顧客と自社施工ができる事業者を直接マッチングする点が特徴。安価で高品質のリフォームの提供を進めていく。
同社は元請けが下請けへ業務を委託する多重下請け構造に着目。業界構造を改善すべく全国で自社施工ができる優良リフォーム会社を紹介する「リフォベル」を今年5月に立ち上げた。
丸尾善暉社長(左)、蒲池丈太氏(右)
同サイトでは、顧客が画面上で必要項目を入力後、スタッフが加盟業者に声がけを行い、立候補したリフォーム会社の中から顧客の要望に合った事業者を最大5社紹介する。顧客は複数の事業者と個別でメッセージのやり取りができ、その中から最も条件に合った業者を選べる。
加盟事業者は、職人が在籍し自社施工できる点に加え、財務内容やリフォーム実績といった審査をクリアする必要がある。現在、加盟事業者数はサイト立ち上げから半年間で約250社に達した。
利用料金は、紹介案件1件あたり500円のフィーと、リフォームの価格帯によって異なる手数料が成約金額の3~10%発生する。
丸尾善暉社長は「加盟業者には1日にどれだけの顧客に対応できるかなど、細かくヒアリングしています。加盟業者を増やすと同時に、サービス品質も上げていきたい」と話す。
当面は加盟業者に対し、月100~150件の顧客紹介、30件の成約を目指す。また、将来的には空き家対策も視野に入れている。
「自社施工で比較的安価にリフォームできる業者が揃っています。空き家をリノベーションして販売するところまで繋げていきたいです」(丸尾社長)

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