sumarch、「中古+リノベ」×ドミナント出店 ×新卒教育で11億円超え!激戦区・愛知で単価1000万円のリノベを次々受注できる戦略とは?
本企画では、リフォーム産業新聞社主催のプロ向けイベント「リフォーム産業フェア2023」で実施されたセミナーのダイジェストを紹介していく。第10弾は中古住宅仲介やリノベーション、新築事業を手掛けるsumarch(愛知県名古屋市)の統括マネージャー森居寛幸氏とリノベーション事業部執行役員部長山内翔太氏のセミナーだ。インサイドセールスなどの集客や若手社員の早期戦力などが業績好調の要因となっている。
集客・ブランディングがカギ
アポ取得率50%超
適正な実践経験にも取り組む
同社では「KULABO」の屋号でリノベーションを展開している。特徴は中古住宅の仲介とリノベを合わせた提案だ。完工ベースの売上高は22年9月期で11億3147万円、23年9月期で13億7800万円を見込み、前年対比約120%で推移している。
同社の主な強みは集客。集客の実績は2019年10月〜2020年9月が344件、2020年10月〜2021年9月が572件で1.66倍、アポイント取得数は2019年10月〜2020年9月が176件、2020年10月〜2021年9月が352件で約2倍へと伸張した。森居統括マネージャーは「ドミナント戦略や広告戦略によって大きな成果が出ました」と語る。アポイント取得率は50%以上を実現している。
集客好調の戦略の一つがインサイドセールスだ。マーケティング部が集客戦略からアポイント取得までを「即レス」対応する。森居統括マネージャーは「お客様から問い合わせをいただいた時、お客様がお話できるタイミングである可能性が高いため、すぐに電話ができる体制を整えています」と語る。また、同社では顧客管理システム「Salesforce」を活用。顧客のクラウド管理により引き継ぎを明確化し、スケジュールのリマインドによる補完体制をとっている。森居統括マネージャーは「専属部署があるため追客に漏れがないことが大きなポイントです」と語る。

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