店舗やオフィス、住宅の企画や設計デザイン、施工を手掛けるLOOPLACE(ループレイス・東京都千代田区・前期売上高23億円)は自社ブランド「gr an+(グラン・プラス)」で築古ビルの再生に力を入れている。
内装を事前に完成
「gran+KANDA」。カプセルホテルをオフィスに改装
同社は物件探しから企画、設計、デザイン、施工を手掛ける。「gran+」では築古の中小規模のビルを購入し、リノベーションをして、テナントを付けて投資家などに販売をしている。入居テナントはベンチャー・スタートアップ企業を想定。累計15棟を再生してきた。「イメージとしては、3億円で購入をして、1億円でリノベをして、5億円で販売します」と飯田泰敬社長は話す。
「gran+シリーズ」の特徴は2つ。1つ目は、セットアップオフィスにしていること。セットアップオフィスとは、内装やレイアウト、机や椅子などの什器設備が事前に整えられているオフィスのこと。入居までの手間や時間、コストを省くことができる。
「経営者はそのオフィスで何人働けて、賃料がいくらかを計算します。例えば、坪単価2万5000円20坪のオフィスを借りれば月に50万円。10人で働けば1人当たり5万円になるため、安く済みます。また、自分たちで構えられるオフィスで、内装もかっこいいと、採用面や社員のエンゲージメントなどで、効果を発揮することができます」と飯田社長。
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