11月に入り朝晩の冷え込みも強くなりつつあるとともに、ウイルスが空中に舞うことで風邪やインフルエンザが流行する本格的な乾燥シーズンにも入る。今回は、抗菌や消臭、換気や調湿の役割を果たす壁紙と塗料に注目した。
クローズアップ建材 室内空気改善
冬を迎えるにあたって、高気密・高断熱住宅では室内の乾燥を抑えて空気環境を整える調湿は不可欠だ。加えて、消臭や抗菌、清浄効果の高い天然素材を用いた壁材や塗料を使うことで、持続的にニオイや菌のもとを断つことができる。例えば古くから日本にあり人気の高い炭や漆喰を活用した建材は、持続可能で循環型の室内環境改善にも貢献している。
また、先端的な独自技術や消臭剤によって有害物質を吸着して、人間をはじめとする生物に害や悪臭のない空気を生み出す建材もある。シックハウス対策の規制対象物質であるホルムアルデヒドやニコチン、アンモニアなどを除去し、きれいな空気が生み出されることでアレルギー対策にも一役買っている。
こうした壁紙や塗料はデザインやカラーバリエーションも豊富。DIYニーズとも結びついて比較的手軽かつ低コストで室内環境を変えられるので、模様替えの楽しみを兼ねるメリットも大きい。
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