不動産テック事業を手掛けるイタンジ(東京都港区)は賃貸物件の原状回復工事の受発注や管理ができるシステム「内装工事くん」の販売強化に乗り出している。現在導入企業数は約700社で、さらにシェアを伸ばしていく方針だ
「内装工事くん」の管理画面。物件ごとにどの業者に頼んだのか、どこまで工程が進んでいるのかが一元管理できる
同サービスは賃貸管理会社と工事会社のつなぐシステムで、工事の受発注や、書類や画像の共有、工事の進捗管理などができる。
「おまかせプラン」というサービスを利用すれば、賃貸管理会社は原状回復が必要な物件をシステムに登録すれば、イタンジのエージェントが現在約50社いる事業者との間に入り、工事業者の選定にも対応。さらに、ウェブ上で見積もり確認、工事会社とのチャット、工事日程や工事報告の共有もできる。
管理戸数の多い会社では、工事発注の手間がかかったり、電話やFAXでのやり取りで業務が煩雑化したりさまざまな課題がある。「私どものサービスで管理会社と工事会社をつなぎ、工事取引の付加価値を最大化することを目指しています」(施工支援事業本部、石見淳太郎部長)
施工支援事業本部
石見淳太郎部長
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