本紙は住宅設備や建材の卸・販売事業を手掛ける会社を調査し、売上高順にランキング化したところ、1位は渡辺パイプ(東京都千代田区)となった。調査開始以来、初の1位となる。
- 調査概要
- 各社の売上高は2023年12月~2024年11月の間にあった決算期の数値を基に作成。一部の企業は2023年9月、10月、11月の決算期の数値。データは各企業が公表している数字や第三者調査機関のデータ、直接取材やヒアリングなどで得た情報を基にした。設備・建材販売事業以外の売上高比率が高い会社などは、該当事業のみの売上数値にし「※」マークを付けた。
※1住設・空調・管材・建築・エクステリア部門の売上高の合算。※2木材建材事業の売上高。※3単体(子会社除く)。※4住宅・不動産関連事業の売上高。※5住建事業の売上高。※6住設関連事業の売上高。※7住設関連事業の売上高。※8配管建設事業を含む生活産業セグメントの売上高。上場企業、大企業は原則、新収益認識基準適用の数値。適用していない事業者も含む。
1位の渡辺パイプ(東京都千代田区)は4079億円だった。前年比約7%の増収だ。全国で650を超える営業所を構え、リフォーム事業者や工務店などを新規開拓。前期は約1万3000の取引先を増やし、販路を拡大した。
2位は前回1位のJKホールディングス(東京都江東区)。約4%の減収で売上高は3889億円。主力の新築木造住宅の需要が落ち込んでいることや、ウッドショックで値上がりした商材価格が落ち着いたことなどが背景だ。
3位はユアサ商事(東京都千代田区)となった。卸・販売関連の売上高は2520億円。約9%の増収。戸建て木造の需要が減退するなか、マンションやリフォーム需要が堅調だった。また、カーボンニュートラル政策を背景に、省エネ商材の売れ行きも好調だった。
この記事の関連キーワード : JKホールディングス スペシャル ユアサ商事 売上ランキング 建材・設備流通会社売上高ランキング 渡辺パイプ

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1641号(2025/03/17発行)4面
-
1641号(2025/03/17発行)3面
-
1641号(2025/03/17発行)2面
-
1641号(2025/03/17発行)3面
-
1641号(2025/03/17発行)2面