2018年から買取再販事業を本格始動し、順調に業績を伸ばしているのがレーベンゼストック(東京都千代田区)だ。入居者が居住中の賃貸マンションを購入し、退去後に販売するというオーナーチェンジ物件に特化した買取再販を展開しており、2024年3月期は販売戸数140戸、売上高は64億円となっている。
オーナーチェンジ物件の買取特化
退去後にリフォームし、年間140戸販売
グループが開発する新築マンションのトレンドを吸収し、設計にいかしている
家賃収入も売上に
同社はマンション開発大手のMIRARTHホールディングス(東京都千代田区・旧タカラレーベン)のグループ企業で、もともとは融資取次事業を行っていた会社だが、中古マンションの市場流通拡大に合わせ、買取再販事業の会社として2018年にリスタートを切った。その立ち上げに関わり、2022年から代表を務めるのが吉村典彦社長だ。
「中古マンションの買取再販事業で主に仕入れているのがオーナーチェンジ物件。全体の8割ほど。入居者のいる状態で売却に出された賃貸物件を買い取り、退去後にリノベーションして販売します。このビジネスに着目したのは、やはり競合会社が限られること。販売時期の見えない物件を購入するにも、当グループの資本は大きな支えになっています」(吉村社長)
2024年3月期の販売戸数は170戸。事業売上高は64億円。保有している賃貸の家賃収入が7億円。
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