照栄建設(福岡県福岡市)はこのたび、国産材を活用したマンションリノベーション事業を立ち上げた。
福岡市内にある中古マンションを仕入れ、リノベーションした後に再販売する。ブランド名は「リノベーションプランニングDoop(ドゥープ)」。福岡市中央区に仕様を体感できるモデルルームを開設した。
リノベーションの特徴は間取り、水まわり、内装など空間の一新。建材では福岡県の中央部「耳納(みのう)連山」で育った「耳納杉」をフローリングや建具などに使用し、他社との差別化を図る。「新築マンションにはない、木の香りが漂う魅力的な空間としてPRしていきます」(ドゥープ事業部、長尾尊紀マネージャー)。木材については補助制度の木材利用ポイントも利用可能。
「耳納杉」利用が特徴
仕入れる物件は築30年前後で、約70平米サイズ。リノベーション後の販売価格は2500万~2700万円を想定している。新築マンションに比べ3~4割ほど割安な価格設定だという。
現在、福岡市内6戸の中古物件を購入済み。福岡市中央区にある築36年の中古マンションのみ再生済みで、オープンルームを開催している。
2013年9月7日、8日に行った見学会には20組が来場した。
今後は既に住宅を持っているユーザーに対するリノベーション提案や、中古物件探しからサポートするサービスも手掛けていく方針。

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