イワクラホーム、相談会好調で前期比120％伸び

　イワクラホーム（北海道札幌市）のリフォーム売上高が前期比120％の伸びとなる見込みで好調だ。

　前期売上高は、9億7000万円。年間工事件数は、2500件前後。件数自体の変化はなく、工事単価が上がっている。受注の割合は1万3000世帯あるOB施主からが全体の65％で、一般顧客からは35％。3、4年前までは20％程度だったことから、その受注割合の増加が売り上げアップ、単価アップの要因の一つと考えられる。

　顧客の掘り起こしには、相談会を活用しているが、メーカーショールーム以外にも地区会館などで継続してこまめに開催していることが功を奏している。マンションの管理物件も53棟2100～2200世帯を抱えていることから、マンションリフォームの相談会も盛んだ。

　さらに主力の新築事業で2×4工法の注文住宅を専門に展開している同社だが、2×4工法において、道内でトップクラスの実績となっており、2000年からは、2×4のみに切り替えている。　「在来工法に比べリピート率も高く、顧客の囲い込みにも一役買っていることからOB顧客からのリフォーム受注増加も期待できる」（ライフアップ事業部　東豊事業部長）