ループスアーキテクト(=LOOPSArchitect.・福岡県福岡市)は、性能向上リノベーションに強みを持つ一級建築士事務所だ。築85年の古民家を改修し、モデルハウスとして活用している。
リノベ費用は6000万円
年200件を設計
和室は暖炉を中心に据えた。2階の一部を減築して吹き抜けにして梁を現しに。上部から光が差し込む開放的な設計にした
同社は2019年創業。ビルダーやゼネコンの依頼で年間200件ほどの新築の設計デザインを手掛ける。加えて、元請けとして単価3000万円前後の大型リノベーションを年5件ほど受注。両者の割合は5割ずつで売上高は3億円ほどとなっている。
同社がリノベーション事業を始めるきっかけとなったのが、福岡県八女市にある築85年の古民家を再生した事例だ。1940年に建築された約42坪の2階建ての木造住宅を全面的に改修した。
UA値は無断熱レベルの2.26W/㎡・KからZEHレベルの0.60W/㎡・Kへと向上。基礎にコンクリートを打つなど、既製品を使わず家具や建具を造作した。リノベーションの単価は6000万円。依頼主は別荘としてこの建物を利用していることもあり、不在の間は、メンテナンスを手掛けることを条件に、同社がモデルハウスとして活用している。
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