無添加住宅(兵庫県西宮市)は1月から新たなサービス「無添加住宅リノベーション」を開始した。サービス開始にあわせて今月5日、横浜市にある住宅展示場「ヨコハマくらし館」内にモデルハウスをオープンした。
「健康」を売りに
「無添加住宅リノベーション」の特徴は、戸建て・マンションの両方を対象とした全面改装商品。「健康」をテーマにしており、シックハウス保証が付く。この保証は、引き渡し後3年以内にシックハウスにかかった場合、無償で工事をやり直すというもの。
仕様は健康に配慮された建材と化学物質を抑える工法を取り入れている。例えば、床は、既存の合板の上にメタラップという化学物質を通しにくいシートを敷き、その上から無垢の床材を施工する。壁については既存のビニールクロスの上に石膏ボードを貼り、漆喰にて仕上げる。
また、建具には米のりで接着した無垢材を使う。無垢材については、シンゴンやナラ材などを使う。
ターゲットは中古住宅の一次取得者である30~40代、持ち家の改修を考える50~60代。価格は戸建て(30坪の場合)で1300万円。マンション(70平米)で907万円となる。販売は無添加住宅が組織化している工務店ネットワークを通じて行う。現在約160社が加盟。同社は加盟店に建材の販売、施工研修を実施していく。なお加盟には保証金300万円が必要。
「シックハウスについてだんだんと報道されるケースが減ってきているが、かかっている人は減っていない。保証や『健康』をメーンにしたリノベーションはまだあまりなく、モデルルームでその魅力を伝えていきたい」(営業部リノベーション推進室、袋谷幸宏室長)

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