米国のリフォームサイト「Houzz(ハウズ)」が日本でサービスを開始した。4月9日に創業者のアディ・タタルコCEOが来日し、記者会見を開いた。Houzzはウェブサイト上で600万枚超のリフォーム事例写真を公開し、利用者に改修のイメージを提供するサイト。リフォームを検討するユーザーとプロをマッチングする機能もあり、日本のプロの間でも新たな集客メディアとして注目を集めそうだ。
改装アイデアを提供
「Houzzは世界一の住宅デザインのデータベースを持っています。全ての住宅メディアを合わせても、これに匹敵するものはありません」。タタルコCEOはHouzzの強みについてこう語る。
Houzzは2009年に米国で立ち上げられたサイトで、リフォームを検討するユーザーにデザインやプランのヒントを提供するサイト。600万枚超の建築写真を閲覧できるサービスがメーンコンテンツで、月間ユニークユーザー数は2500万。
これらの画像はHouzzに登録する70万超の住宅会社やデザイナーが登録したもの。画像にはデザインを手掛けたプロの情報も掲載。Houzzはユーザーがさまざまなアイデアを手に入れるとともに、最適な業者と出会える機会を提供する。
プロは自社の集客やブランディングに活用できるため、米国では施工事例を積極的に投稿するケースが増えている。
今回、日本でのサービスを開始した理由は2つ。1つはユーザーの業者探しの支援。タタルコCEOは「日本のマーケットは数年前の米国と似ています。それは、リフォーム業者を探すときに口コミに頼ることが多い。さらに空き家が増え、中古住宅を買ってリフォームすることも増えてきているが、誰に頼めば良いのか、どのようなデザインにすれば良いのか分からない」と話す。
もう1つは日本の住宅デザインを世界に発信すること。「Houzzは全世界からアクセスがあるサイトです。私たちの調査によれば、世界は日本の建築に興味を持っています。例えば、庭園や茶室、仏間、畳のある部屋など。日本の方たちにはこのプラットフォームを通じて、世界に発信してほしい」(タタルコCEO)。
プロの登録は無料。日本版サイトでは既に約1,000のアカウントがあり、募集を行っている。
日本ではHouzzJapanが運営を担う。社長はゴールドマンサックスや、ベンチャー企業のコンサルティングなどの経歴を持つ加藤愛子氏が務める。

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