シンプルハウス(大阪府大阪市)は4月11日、自社ビルの4階にフリースペース「BONDROOM(ボンドルーム)」を開設した。これは、自社と顧客の交流がコンセプト。今後、写真展やワークショップを開催し、新たな客層の掘り起こしを行う。

壁の塗装を楽しむ子供たち
同スペースは、もともと自社の会議室だったものをスタッフがDIYしたもの。面積は60平米。コンクリートはむき出しのままにし、天井も木の梁などを露出させた。また、キッチンは天井を解体した際に出た古材で台を作った。
「フリースペースとして活用しつつも、来場者には当社のリノベの雰囲気を体感できる、モデルルームとしても見ていただける内容にしています」(大畑充弘専務)
今後は外部からクリエーターを招いてイベントの開催を計画。4月11日から築古の建物をテーマにした写真展を行っている。「モザイクタイルを貼る教室を開くほか、色々なクリエーターを招いてたくさんのコンテンツを一般消費者に提供したい」(大畑専務)
クリエーターを招く狙いは、今までかかわりのなかった層の取り込み。「クリエーターのファン層は、例えば現在、賃貸に住んで今後住宅の購入を考えている人たち。発信力のあるクリエーターを介してつながりをつくり、住宅購入時に当社でリノベしていただけるように、大きく囲い込んでいきたい」(大畑専務)
3月21、22日には、壁に内装塗料を塗るペイントパーティーを開催。子供連れの新規客を中心に70人が集まり、塗装を楽しんだ。

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